2025 開催概要

開催テーマ

「トラストレスなデジタル社会をどう生きるか」

テーマ概要

 2025年のテーマは、「トラストレスなデジタル社会をどう生きるか」です。

 近年、偽情報・誤情報の拡散や認証情報の盗難、アカウントの不正利用といった脅威が日常化し、私たちがこれまで前提としてきた「信頼」は、もはや揺らぎつつあります。情報が伝わらず、対策も共有されにくい分断された社会の中で、私たちは何を信じ、どのように判断し、行動すべきなのでしょうか。

 技術的な対策として「ゼロトラスト」が提唱され、その導入も各所で進められてきましたが、依然として課題は多く、議論はなお途上にあります。そこで本ワークショップでは、あえて「ゼロトラスト」ではなく「トラストレス」という言葉を用い、技術的観点にとどまらず、より広い視野から現代の情報環境を見つめ直します。

 情報セキュリティの専門家には、単なる技術者としてだけでなく、社会の構造や課題に対する理解を持ち、信頼を再構築する役割が求められています。問題の本質を社会に伝え、弱者を取り残さない仕組みをどうつくるのか。そのような社会的責任についても、さまざまな立場の参加者と共に考えていきたいと思います。

 越後湯沢の豊かな自然に囲まれた環境で、昼夜にわたるセッションを通して、多様な専門家の視点を交わしながら、知見と交流を深める場として、本ワークショップをお役立ていただければ幸いです。2025年の秋、皆さまとお会いできるのを楽しみにしております。

実行委員長あいさつ


情報セキュリティワークショップ in 越後湯沢
実行委員長

弁護士
元内閣サイバーセキュリティセンター長
元内閣官房副長官補

西川 徹矢

 情報セキュリティワークショップin越後湯沢2025にお集まりの皆様方へ

 この度、本会の実行委員長を命ぜられました西川徹矢でございます。どうぞ宜しくお願い申し上げます。

 私の大学時代は交通土木工学科から始まり、法学部へ転じ、学生生活の後半は司法試験や公務員試験に挑戦しながら情報化社会への関心を深めるというものでした。卒業後は警察庁に奉職し、事件捜査や行政業務の中で情報技術の知識が役立つ場面を多く経験し、大いに楽しみました。
 特に和歌山県・新潟県の両警本部長時代には、地元のIT関係者や有志の方と連携し、草の根的なサイバー捜査支援体制の構築に取り組みました。和歌山県警時代にはサイバー犯罪に関する白浜シンポジウムを、新潟県警時代には情報セキュリティワークショップin越後湯沢を、地域の民間部門の協力を得て立ち上げることができ、今日の活動にもつながる基盤を築くことができました。本会においても、これまでの経験を活かし皆様と共に歩んでいければ幸甚でございます。

会期

2025年10月10日(金)ー11日(土)

1日目 10日(金) 12:15~20:30(18:30~20:30 車座会議)
2日目 11日(土) 9:00~14:35

会場

メイン NASPAニューオータニ (1日目・2日目とも)
新潟県南魚沼郡湯沢町湯沢2117−9
JR越後湯沢駅西口(温泉街側)からシャトルバスまたはタクシーで5分
※近隣でクマ・サルの目撃報告がありますので、徒歩での移動はお控えください。

シャトルバス時刻表

サブ 湯沢東映ホテル(1日目 車座会議の一部のみ)
新潟県南魚沼郡湯沢町湯沢3459
JR越後湯沢駅西口(温泉街側)から徒歩約7分
※車座会議の開始前には、NASPAニューオータニより送迎バスを用意します。

主催

共催(順不同)

後援(順不同)

協力(順不同)

お問合せ先

特定非営利活動法人新潟情報セキュリティ協会
情報セキュリティワークショップin越後湯沢 事務局

所在地 〒950-0901 新潟市中央区弁天三丁目3番5号 新潟マンション209号室
電話番号 025-290-7931
FAX番号 025-333-4881
メールアドレス yuzawa2025@anisec.jp

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